オリーブの木の下で 2007.1.14
「香水」 と言う小説がある。主人公は嗅覚の天才。
あらゆるものを匂いによってかぎ分け、記憶していく。
私たちは視覚で識別し、記憶するが、視覚が失われれば、聴覚に頼るようになる。
小説の男は耳も目も達者だが、どちらも必要としないほどに嗅覚がすぐれている。

もし私たちがこの男のような鋭い嗅覚を所持したならば、毎日をどのように過ごすの
でしょうか。(自分の部屋には入れない、ということだけはないように!)

ヘレン・ケラーは聴覚と視覚を失っていましたが、触覚によって克服していきます。
私たちの五感は、磨けば磨くほど研ぎ澄まされるということの良い例でありますが、
今見えていないものが見えるようになり、今感じられないものが感じることができる
ようになる世界を
体験したいものです。

はじめてバードウォッチングに行った人が双眼鏡で必死に鳥を探し、見つけられないで
がっかりしていると、ベテランがこう教えてくれた。
「耳を澄ませてごらんよ。ホラ、まわりにはいっぱいいるじゃないか。」
とたんに幾種類もの鳥のさえずりが耳に飛び込んできたという。

最近腰痛に苦しめられている。
エリムから教会まで、今まで歩いたことのないほどゆっくりしたペースで何度か往復
しましたが、人からは奇異な目で見られます。
横断歩道を渡ることが、人とぶつかりそうになることがこんなに怖いものだということを
知り、人の弱さを分かるための貴重な体験をしました。
「死なない程度に病気になりなさい」 とは日野原先生の言葉。
全て主にあって益。


  
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